結果的に弁護士に立退き交渉を依頼しなかった理由

交渉相手の不動産コンサルタントは立退料を提示しません。あくまで私の希望額を聞いてきます。立退き交渉はオークションに似ています。私の立退料の希望額を知りたいのは最低落札価格を知りたいからでしょう。相場より私の立退料の希望額が低ければ儲かります。

オークションの最低落札価格は事前に知ることは出来ません。あくまで最低だからです。なので私は最後まで立退料の希望額を提示しませんでした

最初に提示された立退き期限が迫ってくると徐々に立退料が上がって行きました。こうなるとチキンレースのようなものです。こちらには特にタイムリミットはないので有利です。ただ、立退きを迫られているのはストレスです。そもそも火事になったら立退料は発生しないなどと不安になってきます。全くもって不毛な時間でした。

私からは、裁判で提示されるであろう立退料の計算式を紹介しました。その計算結果よりも提示額が低ければ裁判をした方が良いのではという旨を伝えました。裁判をしなくて済む妥協点だと考えたからです。その金額を弁護士に相談したところ、家賃に対して十分な立退料であり、弁護士費用を考えると私の受け取る立退料が減ってしまう可能性が高いということでした。

立退料の希望額を提示しないでいたら勝手に立退料が上がって行った